アートにエールを!FDSもお手伝いをしました!

皆さま、「アートにエールを!」というプロジェクトはご存じでしょうか。
このプロジェクトは、芸術文化活動支援事業が行っている東京のプロジェクトです。

新型コロナウイルスの感染拡大により、エンターテイメント業界では活動を自粛せざるを得ないパフォーマー達が溢れています。
そのようなプロのアーティストやスタッフが、作品を作ってWEB上で発信することができるという機会を設けるこのプロジェクト。
それが「アートにエールを!」です。

この度、CONNECTING THE DOTSが制作した「アートにエールを!」の作品に、FDSもお手伝いをしました。

素晴らしい作品にはどのような想いが込められているのでしょうか。
FDSの広報担当がこの度、作品に携わった方々にインタビューをし、作品制作にあたっての裏側に迫りました。

CONNECTING THE DOTSについて

作品を制作したCONNECTING THE DOTSについてご紹介します。

フランスパリ、Los AngelesとSan Diegoにてダンスを学び、日本を拠点として、様々なアーティストや数多くのTVCMに出演しているLEE(リー)氏。
2016年の2月よりCONNECTING THE DOTSという振付ブランドを誕生させ、アーティストやテレビCMなど、振付を中心に活動し始める。
2018年より演出に活動を広げ、独自で映像制作も始める。
https://connectingthe-dots.com

素晴らしいブランド、CONNECTING THE DOTS。
この度の作品は、どのような想いから作られたのでしょうか。

地球の自然環境をテーマにした、エアリアルティシューの空中パフォーマンスとダンスの作品です。
2019年より新型コロナウイルスが世界的に広がり、WHOが今年の3月11日にパンデミックに相当すると発表しました。
大流行に伴うロックダウンが敷かれたことにより、澄んだ空気を取り戻した地球。
地球温暖化の時代にあり、人間と自然との関わりを見直すべき気付きをエアリアルパフォーマンス・ダンスを通して表現し、メッセージ性の作品を届けたいと思います。
これからも私たちを支えてきた生物圏を破壊する道を歩き続けるのか、
それとも地球に耳を澄ます未来を築くのか…。


CONNECTING THE DOTS

考えさせられる、とても深いメッセージが込められていることが分かりましたね。

エアリアルパフォーマー、Marie先生

誰もが目を奪われ魅了される美しいエアリアルパフォーマンス。
動画の中で幻想的なパフォーマンスを魅せてくださったMarie先生に、今回の作品にあたってのお気持ちを伺いました。

エアリアルパフォーマンスを通して、地球の気持ちを表現しました。
撮影では、エアリアルパフォーマンスとダンサー、撮影機材とのタイミングを合わせるのにとても苦戦しました。
エアリアルパフォーマンスのしなやかな動きと、キレのあるダンスとの融合、美しい自然の映像をご覧ください。

Aerial Performer Marie

森の中でのエアリアルパフォーマンスは圧巻です!
Marie先生の地球を大事にするお気持ちが表現されていて、映像に引き込まれます。

振付・ダンスパフォーマンス担当のyuuka先生

この作品の中で振り付けをし、ダンサーとしてしなやか、かつパワフルなダンスを魅せ視聴者の心に訴えるyuuka先生。
yuuka先生の作品への想いは?

私は今回、ダンスのコレオとダンサーとして「アートにエールを!」に携わらせていただきました。
この作品では、前半の綺麗な地球と後半の壊れていく地球を身体で表現し、見て頂いた方に今の地球の現実をよりわかりやすく伝えたいと言う気持ちがありました。その際に前半と後半をガラッと雰囲気を変えたくダンスのコレオ作成や踊る際の表現力に苦戦しました。
私は、この作品に携わらせて頂けたおかげで今の地球の環境問題に目を向け、今の現状を今後どうしたら良くなるのかを考えていく事が出来ました。
多くの人にこの作品を見て頂き、1人でも多くの人が今の環境問題に目を向け、自分が今出来ることを考え、地球に優しい人が増えて環境問題を皆んなで改善していきたいです。

Choreographer/Dancer yuuka

誰もが感じ取る前半と後半の違い。
見事な表現力にyuuka先生の想いの強さが伝わってきますね。

ヘアメイク担当のYusuke Koike氏

メディア関連で幅広く活躍しているメイクアップアーティスト、Yusuke Koike氏による素晴らしいメイクも必見です。
この度、Koike氏にもお言葉をいただくことができました。
今回のヘアメイク作品はどの様に取り組みましたか?

今回の作品では、
人間らしさを消して森の精のような雰囲気をヘア&メイクで表現しました。
美しいだけではない、こわさみたいなものを作りました。
ストーリーと背景に溶け込んだ仕上がりになったかと思います。

Make Up Artist Yusuke Koike

映像に溶け込むヘアメイクはまさに芸術!
Koike氏のヘアメイクなくして、この映像は完成しなかったことでしょう。

FDS代表、yuri先生にお気持ちや裏話を伺いました

この度の作品にFDSから協力するにあたって、どのような想いを持っていらっしゃったのかお話を聞きました。

コロナの自粛で地球が綺麗になった。
この事実により、いかに人間が地球を汚してたかが分かりました。
地球でのこれからの生き方を変える観点に目を向けなければならない気持ちになったことから生まれた作品。
それに共感して、そういったことをこの機会に発表するすばらしい作品に微力ながら力を添えられたことを嬉しいと思っています。

FDS代表 yuri

撮影にあたっての、今だから聞くことができる「裏側」についてもお伺いすることができました。

場所探し

まずは場所探しが大変だったとのこと。
撮影に至るまでにロケ班がなんと2日に渡って探したそうです…!

理想の森の中で、エアリアルティシュを吊るせるような木を探さなければなりません。
確かにそれは大変なことは想像ができますね。

ロケ班がようやく見つけたその場所は、FDSのメンバーのご実家の裏山。
その裏山の木をお借りしてパフォーマンスができる環境が整いました。

強力なバックアップ

いつもFDSを支えてくださっているメンバーのご家族が総出で、前の日から出演者のカレーを準備し、地元のスイカやトウモロコシまで、贅沢なケータリングの提供をなさったとのこと。

さらに、FDSでインストラクターとしても活躍しているASAHI先生がスモークの演出で協力!
タイミングが重要なスモーク、息の合ったバックアップが必要です。

そのような強力なチームワークで始まった撮影。

ご近所ギャラリー

立地的に、近所の学校の先生や生徒達も下校時に現場に遭遇し、
ご近所のギャラリーもでき、なんと椅子を並べる状況にまで!
間近で観る機会は多くはない空中パフォーマンスを実際に目にした観客は感動!
現場は屋外のステージと化し、映像のみならずたまたま居合わせた方々へのサプライズエンターテイメントにもなったのでした。

必見のLinneaちゃん

FDS代表yuri先生のお孫さんであり、エアリアルパフォーマーmarie先生のお嬢様であるLinneaちゃんも出演!

なんと撮影途中で雨が降ってきて、雨との闘いだったそう!
そんな中でも、小さいながらも役になり切って見事に演じました。
さすがエンターテイメント一家の女の子です!

作品の中でLinneaちゃんが手にしている地球儀。
大きなメッセージが込められているのが伝わってくるアイテムですが、
この地球儀が手に入るのが撮影のギリギリで、現場のFDSメンバーご実家の方との連係プレーで無事に撮影に使うことができたとのこと!

それから作品の中で、引き込まれるような魅力が際立つフランス語のナレーションが入っていますね。
そのナレーションは、制作者LEE氏がフランス出身なのでフランスに居る身内の子供に依頼した、とのことです。
あの動画のイメージにピッタリに仕上っています。

本当に様々な力が重なり合って、この素晴らしい作品が出来上がっているということがよくわかりました。
地球環境の問題は、誰一人として関係のない人はいません。

この作品に込められた想いが一人でも多くの人に届きますように。

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